今回はアフリカ州の農業、鉱業の特徴と課題について
アフリカの農業や鉱業などの産業にはどのような特徴があるのかな?また、アフリカは発展にむけて、どのような課題を抱えているのだろうか?

アフリカの農業
植民地時代からのプランテーション農業
植民地時代のアフリカは、ヨーロッパ人によって、(① )が行われ、輸出向けに特定の作物だけ大規模に栽培していたんだ
チョコレートの原材料である(② )は熱帯で育つ樹木で、植民地時代にヨーロッパ人がもちこみ、コートジボアールやガーナで生産されるようになったよ。その他に、コーヒー、茶なども輸出用に栽培されているんだ

答えです
①プランテーション農業 ②カカオ
発展途上国の農家の収益を増やすフェアトレード
アフリカでは、公正な価格で農作物を買い取って農家の収益を増やす(① )の動きが進められているよ

答えです
①フェアトレード
フェアトレードとは
フェアトレードは、直訳すると『公正な貿易』という意味。日本ではまだ浸透していないけど、世界的には近年注目されているワードだよ
これは発展途上国との貿易において、フェアなトレード(公正な貿易)をすることで、途上国の人々の生活を助ける仕組みなんだ
フェアトレードの例 分かりやすく解説
カカオの木1本からは、30個ほどのカカオの実がとれる。アフリカのカカオ農家人々は、それを一つ一つ手でもぎ、日干しし、袋詰めて、重たい袋を運ぶ・・・その作業を朝から晩までやっているんだ
大変な作業を経て袋詰めされたカカオ豆は、日本やアメリカなど世界中へ運ばれ、チョコレートやココアとなり売られる
日本で100円で売られているチョコレート、実はこれ、カカオ豆を作った人々の手元には3円程度しかはいらないよ。100円のチョコレートにつき3円・・・
最先端の機械を使って工場でチョコレートを作っている日本やアメリカの企業は、チョコレートが売れると大きな収益をあげることができるけど、毎日休みなく手作業で1日中働いているアフリカのカカオ農家の人々の手には、わずかなお金しか入らない・・・
カカオ農家の人々は、カカオ豆の金額を、自分たちの生活のために適正な金額にすることができない仕組みになっているんだ
結果、カカオ農家の人々は、十分な食料は買えない、子どもは学校へ行けない、農薬の影響で病気になる・・・など劣悪な生活環境となり、それでも毎日同じ作業をしないといけない
先進国は豊かな生活を送ることができるけど、カカオ農家の人々はそうならない。悲惨な状況だよね?
そこで先進国の生活や利益だけではなく、発展途上国の人々の生活を考えた適正価格で貿易をしようという考え方、これが『フェアトレード』なんだ!
乾燥帯での農業
乾燥帯では移動しながら牛やラクダを飼育する(① )がみられる
また、砂漠でも水が得られる(② )では、なつめやしなどの栽培が行われているよ

答えだよ
①遊牧 ②オアシス
アフリカは鉱山資源が豊富である
アフリカは銅、(① )、(② )などの鉱山資源が豊富で、ヨーロッパ人やアメリカ人によって開発され、重要な輸出品になってきたんだ
20世紀以降は石油(ナイジェリアが有名)やスマートフォンなどの工業製品に欠かせない(③ )など注目されているよ

答えです
①金鉱石
②ダイヤモンド
③レアメタル
アフリカの課題と取り組み
アフリカの発展への課題 モノカルチャー経済とは?
アフリカ諸国では、少ない種類の商品作物や鉱山資源を輸出して経済がなりたっているんだ。このように、限られた作物や資源の生産と輸出に頼って成り立つ経済のことを(① )というよ
モノカルチャー経済では、農作物の不作や価格の変動の影響を受けやすいので、国の収入が安定しないという課題があるんだ
たとえばナイジェリアでは、原油の輸出額が国の輸出品の大部分を占めているので、原油価格の変動によって毎年の輸出総額に影響が出ているよ

答えです
①モノカルチャー経済
アフリカの地域の統合による取り組み
アフリカ諸国は共通に抱える問題の解決策を協力して考えるために、2002年に(① )を結成したんだ
これはヨーロッパ連合(EU)を参考にして、経済統合を目指している。また先進国は、アフリカに対して食料援助やさまざまな開発を行っているよ

答えだよ
①アフリカ連合(AU)
今回のまとめ
アフリカの農業と鉱業、また発展に向けた課題について理解できた?
アフリカは貧しい国く、先進国の援助を受けて成り立っている国が多いんだ。日本も学校や病院の建設、道路や水道、電気の整備などを行って、アフリカの自立のための援助を行っているんだよ
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